人物・合戦・国・都市を一本につなぐ

地域別に読む戦国史

人物を一人ずつ覚えるだけでなく、「その地域では何が争点で、誰から誰へ主導権が移ったか」を一本の流れで読む。東海・畿内・関東・東北・北陸・中国/瀬戸内・四国・九州の8ルートから、既存の人物・合戦・城・国・都市ページへ迷わず進める。

このページの役割

全国を眺めるページと、一つの国を読むページの間をつなぐ

全国66国

旧国の位置、地形、隣国を全国から探す「地図帳」の入口。

地域別ルート

複数の国をまたぐ勢力交代と合戦を時系列で読む「案内路」。

人物・合戦・都市

気になった転換点を、当事者と現場から深く読む「個別編」。

どこから読めばよいか迷ったら、地元や好きな武将の地域を一つ選び、転換点を上から読む。そこから人物と合戦へ進み、最後に国・都市ページへ戻ると、出来事が地理と結びつく。

8つの地域から選ぶ

東海を読む入口

東海の戦国史は、桶狭間だけではつながらない。駿府を中心に駿河・遠江・三河へ勢力を伸ばした今川氏、尾張を統一した織田信長、岡崎から自立した徳川家康、山地を越えて南下した武田信玄・勝頼が、東海道と国境の城をめぐって長く競い合った。

畿内を読む入口

畿内は「京都を取れば終わり」の地域ではない。京都には将軍と朝廷、公家、寺社、町衆があり、摂津・河内・大和には国衆や大寺社、和泉には堺の商人と港があった。細川氏、三好長慶、足利義昭、織田信長、石山本願寺、豊臣秀吉は、それぞれ違う基盤を結びながら畿内の主導権を争った。

関東を読む入口

関東の戦国史は、小田原の後北条氏だけでは説明できない。鎌倉公方から分かれた古河公方、山内・扇谷の両上杉氏、各地の国衆、越後上杉氏、甲斐武田氏、房総の里見氏などが、将軍家につながる権威と現地の軍事力を使い分けた。後北条氏はその複雑な関係へ入り、支城・家臣・文書行政を通じて勢力を広げた。

東北を読む入口

東北の戦国史は、伊達政宗一人の物語ではない。陸奥国は現在の福島・宮城・岩手・青森などにまたがり、出羽国も庄内・山形・秋田で異なる地域圏を持った。南奥州には伊達・蘆名・相馬・田村、出羽には最上・大宝寺など、北奥には南部・津軽などが並び、婚姻・国衆・盆地・河川を通じてそれぞれの秩序を作った。

北陸を読む入口

北陸は雪深い「端の地域」ではない。若狭・敦賀から琵琶湖を経て京都へ向かう道、日本海沿岸を結ぶ船、越後から信濃・関東へ越える峠が重なる広域交通の帯だった。越前朝倉氏、加賀一向一揆、能登畠山氏、越後上杉氏がそれぞれ異なる仕組みで地域を治めた。

中国・瀬戸内を読む入口

中国地方の戦国史は、毛利元就の一代記だけではない。周防・長門の大内氏、出雲の尼子氏、安芸の国衆から台頭した毛利氏、備前の宇喜多氏、瀬戸内の村上水軍などが、山陽道・山陰道・石見銀山・港をめぐって競った。海と山を同時に見なければ、勢力拡大の理由が見えない。

四国を読む入口

四国の戦国史は、長宗我部元親の統一事業だけではない。阿波では細川氏・三好氏が畿内政治と結びつき、讃岐では香川氏・香西氏・十河氏らが地域ごとに勢力を持った。伊予には河野氏、西園寺氏、宇都宮氏らが並び、瀬戸内海では村上氏などの海上勢力が航路へ影響した。土佐でも一条氏、長宗我部氏、本山氏、安芸氏らの競争を経て元親が台頭した。

九州を読む入口

九州の戦国史は、島津氏の北上だけで始まらない。豊後の大友氏、肥前の龍造寺氏、薩摩の島津氏を大きな軸に、秋月・相良・伊東・阿蘇・松浦などの国衆、立花・高橋・鍋島ら家臣団が、それぞれの地形と人脈を使って生き残りを図った。国境より先に、盆地・川・海峡が戦線を分けた。

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