武家政権の始まり / 源頼朝 / 鎌倉

鎌倉幕府とは

鎌倉幕府は、源頼朝を中心に鎌倉で形づくられた武家政権です。将軍と御家人の主従関係、そして土地の支配を基盤に、武士が政治の中心へ進みました。室町・江戸へ続く「幕府」の出発点として押さえておきたい政権です。

源頼朝御家人鎌倉執権

将軍と御家人の主従関係で成り立つ

鎌倉幕府は、源頼朝と、頼朝に従う御家人の関係を基盤にしました。将軍は御家人に土地の支配を認めたり、新たな恩賞を与えたりし、御家人は戦いと警備で将軍に奉仕します。この「御恩と奉公」の関係が、武家政権の土台になりました。

将軍

源頼朝を中心とする将軍家。御家人を束ね、武家政権の正統性の核になりました。

御家人

将軍と主従関係を結ぶ武士。軍役を果たす代わりに、所領の支配や恩賞を受けました。

執権

将軍を補佐する北条氏の役職。のちに北条氏が実権を握り、幕府政治を主導します。

何が新しかったのか

鎌倉幕府以前にも武士はいましたが、武士どうしの主従関係を全国的な政治の仕組みに結びつけた点が大きな変化です。朝廷が京都に残る一方、鎌倉には武士のための政権が置かれました。

武士の土地支配守護・地頭を置き、軍事と土地管理を各地へ広げました。
朝廷との関係朝廷をなくすのではなく、京都の朝廷と鎌倉の幕府が並び立つ政治になりました。
後の幕府への影響将軍と家臣の主従関係、地方の武士を通じた支配という発想は、室町・江戸の幕府にも形を変えて続きます。

「1192年に鎌倉幕府が始まった」と覚えるだけでは少し足りません。 頼朝が武士の政権を形づくる過程は段階的で、近年の教科書では1185年を重視する見方もあります。大切なのは、12世紀末に本格的な武家政権が鎌倉に生まれたことです。

鎌倉から室町・江戸へ

12世紀末
鎌倉幕府が成立

頼朝と御家人を中心に、武士の政権が形づくられます。

14世紀
室町幕府へ

鎌倉幕府の後、足利将軍家が京都で新たな武家政権を築きます。

17世紀
江戸幕府へ

徳川家康が大名を統制する新しい形の幕府を整えます。

鎌倉幕府から、どこへ進む?

参考にした資料

鎌倉幕府の成立年には、1192年を重視する見方と、守護・地頭が置かれた1185年を重視する見方があります。このページでは成立過程として整理しています。